キッチンは、ステンレスなどを使った工業製品が主流ですが、一日に何度も使う場なので、機能性だけではなく、愛着のもてる仕上げでありたいものです。 カウンタートップに防水・防湿性を高めるために、拭き漆をした堅い木を使い、キャビネットの面板を漆真塗り仕上げにすると、清潔感のなかにもクオリティが感じられるキッチンをつくることができます。 現場合わせで自由に高さや幅を調節できますので、使う人の身体寸法にあった使い勝手のいいキッチンができます。

最近ではリラクゼーションの場として浴室や洗面所などが見直されています。 機能性だけではなく、ストレスを解消したり、心を癒す空間として重要度が高まってきているからでしょう。 とくに浴槽は肌がじかに触れるところなので、視覚的にもやさしく、肌触りや香りのいい木材が最適です。 殺菌・防腐効果がでるヒノキチオールという木の油分が多い材料ということから、コウヤマキ、ヒバ、サワラ、ヒノキなどが浴槽材には適しています。