今回ご紹介するのは、青山一丁目駅から徒歩約3分、閑静な住宅街に佇むレストラン「AVIS de VIN FORT(アヴィ・ド・ヴァン・フォール)」です。
ワインインポーターであるテラヴェール株式会社が運営するこちらのお店のコンセプトは、“生産者のダイニング”。
ワインを知り尽くしたインポーターだからこそ提案できる、料理とワインの奥深いマリアージュを楽しめる、ここでしか味わえない一軒です。

  • AVIS de VIN FORT外観

おしゃれな街並みに溶け込むように佇む「AVIS de VIN FORT」。
その入口脇の生垣の隙間から垣間見える、心地よいテラス席。
景観に配慮してか、大きな看板は掲げず、唯一あるのは、入口手前に設置されているコース料理の案内のみ。
その先にある自動ドアから建物へ入りますが…
自動ドアが開くと、まず目に入るのはたくさんのワインボトル。インポーター(ワインの生産者を深く理解する)が営むレストランならではの光景です。

  • 店内へ一歩足を踏み入れると、ふわりと広がる木の香りが、心地よく迎えてくれます。

ワインボトルが並ぶ棚の脇にある、重厚な木の扉を開けて店内へ。扉の向こうには、温かな照明と木の香りに包まれた心地よい空間が広がります。
開放感がありながらも落ち着きがあり、どこかワイナリーの食卓に招かれたような心地よさ。オープンキッチンやターブルドットを思わせる大きなテーブルが配され、肩肘張らずに食事を楽しめそうな雰囲気に包まれています。

個室やカウンター席も用意されていますが、今回は大きなテーブル席へ。

「AVIS de VIN FORT」の大きな魅力は、なんといっても旬の食材を使った料理とワインの組み合わせ。
自社で輸入するワインは約2,500種類にも及び、その中から料理に合う一本をソムリエが提案してくれます。

ワインに詳しくなくても、その日の料理や好みを伝えれば大丈夫!
料理との相性を考えながら選んでもらえるので、ワイン初心者でも気軽に楽しめます。

  • 本日のコースメニューはその時の旬の食材をふんだんに使った、お任せのコースです。

今回は本日のコース(旬のお任せコース)を注文!
(おひとりや遅い時間帯の来店の場合は、アラカルト料理を頼んで、グラスワインを楽しむのもおすすめですよ)
前菜2品にパスタ、メイン、デザート、パン、カフェまで楽しめる内容で、季節や食材に合わせて料理が変わるため、何が登場するのかも楽しみのひとつです。

料理を待つ間に、ソムリエおすすめのフランスから直接輸入しているクラフトビールとシャンパンを注文。
クラフトビールとシャンパンで乾杯!

  • ソムリエおすすめクラフトビール/「ブランシュ・ビオ」(フランス)

ソムリエおすすめクラフトビールは「ブランシュ・ビオ」。
柑橘類の爽やかさやスパイス、柔らかな香りが感じられ、苦味が穏やかでとても飲みやすい一杯です。

シャンパンは「ドラピエ ブリュット・ナチュール」。
すっきりとした辛口で、食事と合わせやすい味わい。食欲を心地よく刺激してくれます。

  • 前菜「自家製豚ロースハムのトンナーソース」

最初の料理は「自家製豚ロースハムのトンナーソース」。
見た目が可愛いピンク色でしっとりとした自家製ハム。柔らかく、クセのない上品な味わい。ツナやマヨネーズをベースにしたトンナートソースは、まろやかなコクがあって、ハムの旨味を引き立てています。
クラフトビールとの相性もよく、料理と飲み物が互いの魅力を引き立て合う、絶妙な組み合わせです!

パンは2種類。ドイツパンを思わせる、香ばしいこげ茶色のしっかりとしたパンで、噛むほどに豊かな味わいが広がります。これがまた美味しく、料理やワインとの相性も抜群です。

  • 前菜「鱧のフリットと生野菜ピュレ」

続いて登場したのは「鱧のフリットと生野菜ピュレ」。
旬の鱧をふんわりとした衣で包み、玉ねぎなどを使った生野菜のピュレを合わせた一皿。
あっさりとした鱧の中に感じられる上品な旨味と、ワインビネガーの酸味を生かした爽やかなピュレとの相性は抜群です。

この料理に合わせてソムリエが選んでくれたのが、イタリア・サルデーニャの白ワイン「ジョヴァンニ・モンティッシ」です。
淡く黄金色を帯びたこのワインは、サルデーニャ島で育まれたマスカットから造られたもので、爽やかな香りとすっきりした辛口の味わいが、繊細な鱧の味をより引き立ててくれています。

  • パスタ「ワタリガニのトマトソース」

3品目のパスタは「ワタリガニのトマトソース」。
トマトや玉ねぎの自然な甘みに、ワタリガニの凝縮された旨味が加わった一皿。ニンニクや唐辛子を強く効かせるのではなく、旬の素材本来の味わいを生かしたまろやかな味付けから、料理への丁寧なこだわりが感じられます。

  • 4品目は「牛もものカツレツ バニェットロッソ」。

4品目はメイン料理「牛もものカツレツ バニェットロッソ」。
2㎝程の厚みのある牛もも肉をカツレツにし、上には削ったチーズがたっぷりとかけてあります。
カツレツの外側は香ばしく、中はしっとりと仕上げられ、肉の旨味を存分に楽しめる一品です。
付け合わせにはイタリアのズッキーニを添えられ、香味野菜や唐辛子などを合わせて作った赤いソース「バニェットロッソ」をつけながらいただきます。
味付けはまろやかで、素材の持ち味がしっかりと感じられる一皿となっていました。

  • ソムリエおすすめのワイン
    「Chianti Classico Gran Selezione Vigna del Capannino Bibbiano」(イタリア)

ソムリエおすすめのワインは、イタリアの「Chianti Classico Gran Selezione Vigna del Capannino Bibbiano」。
美しいルビーレッドの色合いと上品な香りが印象的で、重すぎず、料理をそっと引き立てるような味わいの上品な赤ワインです。

  • デザート「ブラマンジェ、メロンのスープ」

コースの締めくくりは「ブラマンジェ、メロンのスープ」。
贅沢に使ったメロンの果肉をスープに仕立て、プルンとしたブラマンジェを浮かべた涼やかなデザートです。
メロンの自然な甘さを生かした優しい味わいで、暑い季節にもぴったり!

最後に、コーヒーや紅茶とともにデザートを味わい、楽しい食事のひとときをゆっくりと締めくくりました。

ワインに精通した方が訪れる専門的なレストランという印象を持つ方もいるかもしれませんが、実際に訪れてみると、そんな印象はなくなりました。

ワインを深く味わいたい方はもちろん、詳しくない方にも、その日の料理や好みに寄り添いながら丁寧に提案してくれるので、肩肘張らずにワインを楽しめます。
お料理も、旬の食材が持つ味わいを大切にした、やさしく上品な味付けなので、どんな年齢層の方でも心地よくお楽しみいただけるでしょう。

都会の喧騒を忘れ、旬の料理とワインが織りなす奥深いマリアージュを心ゆくまで楽しんでみてはいかがでしょう。