明治神宮御苑は、江戸時代の初めから、大名加藤家、井伊家の下屋敷の庭園で、明治初年に皇室のご料地となり明治天皇の思召により、所々模様替えがなされ、昭憲皇太后がたびたび行啓になられた由緒深い名苑です。面積は約83,000㎡(約25,000坪)で武蔵野特有の面影を残した苑内には、隔雲亭、御釣台、四阿、南池、菖蒲田、清正井などがあり、四季折々の眺めは誠に趣があり、殊に6月に咲き競う御祭神ご遺愛の花菖蒲の美しさは格別です。
清正井
この地に下屋敷を構えていた加藤清正が掘ったと伝えられ、1年中絶えることなく湧き出る清水は南池の水源となり、堀方の巧妙と水質の優秀なことは早くから世に知られています。
隔雲亭
元の隔雲亭は明治33年明治天皇の御思召により皇后様のために建てられましたが、先約により焼失したので、昭和33年に篤志の寄付と社殿御造営残材とにより、一部増築して再建したもの。お茶室となっており、座礼の間と立礼の間があります。
お釣台
昭憲皇太后がお釣りをされた場所
南地に張り出した「お釣台」があります。
昭憲皇太后はここで釣りをお楽しみになりました。
ある日、赤腹のイモリがかかってお笑いになったことがあり、それをお聞きになった明治天皇は「コイやフナを放しなさい」と侍従へ指示をされたそうです。
昭憲皇太后は、お釣りになった魚はすべて水中に戻されていました。
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